【総評③】北海道マラソン(男女総合)
【男子】
【展望③-1】北海道マラソン・男子
— ペンギン(884) (@YS884super) August 24, 2018
MGC開幕を告げるレース。台風(温帯低気圧)の影響でコンディションが厳しくなる。暑さと湿気がランナーの敵になる。本命は中本。夏マラソンの耐性は充分。ストレートでMGCを掴みたい。対抗は濱崎、暑さと湿気に厳しい沖縄の実力者に期待。#マラソン
20㌔で先頭集団が24人に絞られ、下田裕太(GMO)や深津卓也(旭化成)が出遅れると、30㌔手前では、大塚祥平(九電工)や中本健太郎(安川電機)、谷川智浩(コニカミノルタ)やP・クイラ(ケニア=コニカミノルタ)ら5人が先頭集団を形成。残り5㌔手前で一般参加の岡本直己(中部電力)が引き離し、2時間11分30秒でゴール、大会日本人記録を更新し優勝。3位谷川(2時間12分2秒)、4位大塚(2時間12分7秒)、5位中本(2時間12分54秒)がMGC出場権を獲得した。
今回はベテラン勢が光った。熱さ耐性がある中本は36㌔で先頭集団から外れたが、熟練な走りでタイムをまとめた。優勝した岡本は青梅マラソンを優勝。34歳で嬉しいフルマラソンの自己新を達成。大塚は24歳ながらも堅実な走りを見せた。
対抗で予想した濱崎達規(なんじぃAC)は、前半で先頭集団から離れ、見せ場無く71位(2時間32分12秒)だった。
【女子】
【展開③-2】北海道マラソン・女子
— ペンギン(884) (@YS884super) August 24, 2018
清田や加藤、前田彩の実力者がエントリー。ワイルドカードが射程圏内となる。上位が混戦模様となるが、注目はトラック五輪代表の鈴木。初マラソンでどこまで走れるかが見どころ。アジア大会よりも熱い女の戦いになる。#マラソン
新星が現れた。初マラソンの鈴木亜由子(日本郵政G)が堂々の優勝(2時間28分32秒)を飾った。当方のツイートでは、鈴木に注目していたが、堂々のマラソンを見せた。32㌔過ぎで谷本観月(天満屋)を捉え、そのまま独走。唯一のMGCのチケットを獲得した。
今回のマラソン目立ったのは、谷本だ。12㌔過ぎでPMを抜き去り一人旅。ラスト5㌔で前田彩里(ダイハツ)に抜かれ3位(2時間31分34秒)だったものの、女の争いをかき回した立役者だった。冬のシーズンでもう一走、期待ができそうだ。
その一方、実力者が苦戦。沼田未知が2時間34分35秒(3位)、加藤岬(九電工)が2時間37分36秒(6位)、清田真央が2時間45分28秒と苦戦。MGCが1人しか取れなかったのは痛かった。(タイムは速報値です。)