ペンギン読み切りブログ

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【展望】第72回福岡国際マラソン直前予想

今日12:10。師走の筑紫を走る、福岡国際マラソンの号砲が鳴る。

www.fukuoka-marathon.com

 

 

今年はMGC2年目。前年同様、豪華なメンバーが揃った。残念ながら、ホーキンス(イギリス)は右ハムストリング故障で欠場したものの、リオ五輪4位のG・ゲブレスシラエ(エリトリア)や2年前の覇者Y・ツェガエ(エチオピア)が出場。

国内選手は、前日本記録保持者の設楽悠太(ホンダ)やボストン覇者の川内優輝(埼玉県庁)、アジア4位の園田隼(黒崎播磨)、ベテランの中本健太郎安川電機)らが出場。一般参加には、田中飛鳥(ひらまつ病院)、神野大地(セルソース)、高田千春(JR東日本)、濱崎達規(なんじぃAC)、髙久龍(ヤクルト)、宇賀地強(コニカミノルタ)、飛松佑輔(日置市役所)もエントリー。ベテランから新鋭の選手がそろった格好だ。

気になる当日の気候は「くもりのち雨」、最高気温が18度(降水確率50%)と比較的厳しめな条件になる。13年間、日本人ランナーが優勝していない福岡。今年は日本人ランナーが優勝できる可能性が高い。

設楽悠は会見で「勝つための準備はしっかりしてきた」、川内は「調子が上がってきている。30キロまで粘れば」、中本は「三度目の正直で結果を出したい。MGCが取れたので思い切って臨める」とコメント。

今回は暑さがカギになってくる。中本や園田は暑さに強い。園田は今年アジアで30度の炎天下の中激走した。中本も夏の五輪で2度も入賞した。スピード勝負にならなければ、この2人に期待できる。

スピード勝負だとどうなるか。アフリカ勢は、当然ながら勝ちにいけるが設楽悠がどこまでついていけるか、今回は「タイム重視ではない」と言っている。優勝を狙う男がどこまでついていけるか、駆け引きに惑わさなければ優勝を狙える位置である。

MGC争いはどうなるのか。ワイルドカードでの獲得は今回正直望めない。あったとしても1・2人だけだと思う。コンディション的にはスピード勝負にはならない。MGC出場予備軍が多く出走する中、高い気温で好タイムが出るのが厳しい。雨が降れば少しチャンスがあると言う感じ。

では、今大会はどうなるのか。2013年の別府大分のような展開に期待したい。厳しいコンディション、百戦錬磨のベテラン勢(川内、中本)が本領発揮しそうだ。そこに設楽悠が割り込めば、正真正銘、強いランナーになる。正真正銘と言えないのは優勝という味を味わっていないからだ。川内はボストンなど、中本は別府大分と優勝している。確かに日本記録を更新したとはいえ、優勝の経験が無い。ここで勝てば、MGC本番、そして東京五輪でもメダル射程圏内になるのは間違えない。ここは期待を込めてベテラン勢に重い印を付けたい。

【結論】福岡国際マラソン

川内優輝(埼玉県庁)

中本健太郎安川電機

設楽悠太(ホンダ)

△G・ゲブレスシラエ(エリトリア

△園田隼(黒崎播磨

△A・メセル(エリトリア

△P・クイラ(コニカミノルタ